
🖋 この帯のここが凄い!
この帯の凄さは、「古本屋」という場所の定義を、単なる売買の場から「再会の場」へと昇華させた点にあります。
「売るほどある」というタイトルに対して、帯では「もう一度出会う」と答える。手放された本は「死んだ」のではなく、次の誰かと出会うためにここで待っているのだ、という肯定感に満ちています。 「本が好き」という感情を、知識量や読書量ではなく、一冊の本との「出会い直し」という個人的な体験として描こうとする作品の姿勢が、この短い一文に見事に凝縮されています。
📖 30秒でわかるあらすじ
ひっつめ髪の青年が営む街の小さな古本屋「十月堂」。そこには、本を愛する常連客から、不要な本を捨てに来る男、亡き夫の蔵書を売りに来た未亡人まで、様々な人々が訪れます。一度は誰かの手を離れた本が、時を経て、それを必要とする誰かの手に再び渡る。一冊の本が紡ぐ思わぬ縁と、人々の人生が交錯する珠玉のヒューマンドラマです。

■書籍情報
出版社: KADOKAWA
書名: 本なら売るほど
著者: 児島 青


