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帯のキャッチコピー:「本がなかったら、どうする?―作ればいい!」
購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!
帯との出会い
急に帯のキャッチコピー「本がなかったら、どうする?―作ればいい!」という文字が飛び込んできた。なろう系の可能性が高い。他の世界に転移した時、まず気になるのは元の世界との違いであり、そこを楽しもうとするのだが、本好きは本を作るところから始めてしまうらしい。たぶん活字中毒だ。この法則でこの本が売れた場合、他の趣味のなろう系もゾクゾクと同じ方式ででてくるのではないだろうか?たとえば、映画鑑賞好きは、自分が映画を鑑賞するために映画を作るところから始めるのではないだろうか。ただ、作る過程であれば物語としてすぐに終わってしまう。どのようなエッセンスを本の製作とともに描かれているのか気になり、この本を手に取ってみる。
帯の佇まい
なろう系らしく表紙はイラストを中心となっている。帯についてもうっすらそのイラストを引き継いでおり、邪魔をしないような努力が見えるが、帯のキャッチコピーが分かりやすいように青を背景に、黄色い文字でキャッチコピーが書かれている。キャッチコピーの黄色は表紙タイトルよりも目立つため、まずは「本がなかったら、どうする?―作ればいい!」が目に入り、どういうことか?という疑問に対して、本のタイトルが答えを教えてくれる。本好きに対して、本がなかったらどうするか?と疑問を投げかけて足を止めさせる手法をとっている。
帯から勝手に内容を”妄想”
帯のキャッチコピー「本がなかったら、どうする?―作ればいい!」から、活字中毒者が本のない世界に行き、どうしても読みたいので本を作るという話だと想像する。では、その後どうなるのか想像したときに本屋かなとおもったら、サブタイトルに「司書になるためには…」と記載があり、図書館を作ることになるのだと思われる。であれば、本自体の作成はそこそこに物語の根幹は図書館に並べる本の”内容”を集める旅が中心になるのではないだろうか。旅の中で旅行本も作れそうだ。地域ごとの言い伝えで桃太郎のようなものを作れるだろう。さまざまな旅の中で本の内容を集めて図書館を作る話と妄想して、本をそっと開いてみる。
この本を読んでみようと思ったあなたに、30秒でわかるあらすじ
念願の司書になる直前に命を落とした本好きの女子大生・本須麗乃。彼女が目覚めたのは、識字率が低く、本が贅沢品である異世界の幼女・マインの体だった。周囲に一冊の本すら存在しないという、本好きにとっての「地獄」のような環境。しかし、彼女は絶望する代わりに決意する。「本がないなら、自分の手で作ればいいじゃない」。パピルス、粘土板、竹簡、現代知識と執念を武器に、本を愛する少女が世界を変えていく、壮大なボトムアップ型ファンタジー。

■書籍情報
出版社: TOブックス
書名: 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~
帯のキャッチコピー:「本がなかったら、どうする?―作ればいい!」
著者: 香月 美夜

