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帯のキャッチコピー:「うそで人助けをする?」
30秒でわかるあらすじ
「サークルを辞めたい」「職場での角を立てたくない」
そんな日常のささいな、けれど本人にとっては切実な「困った」に対し、ひょんなことから「うそコンシェルジュ」のような役割を担うことになった女性・みのり。
彼女が考えるのは、誰かを騙して得をするための嘘ではなく、今の不本意な状況から少しだけ距離を置き、自分を守るための「方便としての嘘」です。
表題作を含む11の短編が描くのは、劇的な逆転劇ではなく、ほんの少しだけ呼吸をしやすくするための知恵。津村記久子さんが贈る、現代を生きる私たちのための「心の護身術」のような一冊です。
この帯のここが凄い!
この帯の凄さは、「嘘」というネガティブな言葉を、「人助け」や「生き延びる力」というポジティブな文脈で定義し直した点にあります。
私たちは子供の頃から「嘘はついてはいけない」と教わります。しかし、逃れられない人間関係や、自分を削ってしまうような環境の中で、真っ直ぐすぎる言葉は時に自分を追い詰めてしまいます。 「うそで人助けをする?」という問いかけは、そんな真面目すぎる読者の肩の力をふっと抜いてくれます。
「嘘」は悪ではなく、今日をやり過ごすための「優しさ」や「技術」になり得る。 地味で、静かで、けれど圧倒的に「私たちの側」に立ってくれる津村さんらしい、温かな眼差しが凝縮された名コピーです。

■書籍情報
出版社: 新潮社
書名:うそコンシェルジュ
帯のキャッチコピー:「うそで人助けをする?」
著者: 津村記久子

