「誰かが死ななきゃ分かんないの?」

「塩田 武士 踊りつかれて 帯の画像」
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帯のキャッチコピー:「誰かが死ななきゃ分かんないの?」

購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!

帯との出会い

「誰かが死ななきゃ分かんないの?」はニュースを見ているとよく思う。たとえばストーカー被害で、結局被害者に危害が加えられただけでは距離を置く程度で、殺されてやっと世間が動き出す。いじめも同じだ、それまでどんなにひどいことをされていようが発生していることさえわからない。ただ被害者が自殺することでやっと世間が知ることができる。そして事が大きくならないことをいいことに事実は隠蔽され、加害者やその加害者を守った側はノコノコと生きているのだ。この本は、ストーカー被害にあった主人公の話か、いじめで自殺した主人公の話でないかと考え、手に取ってみる。

帯の佇まい

黒い背景の表紙に、白い文字で不気味さを表現している。その表紙を絶対に壊さぬよう、同じ背景・同じ文字色で書かれた帯「誰かが死ななきゃ分かんないの?」は、踊りつかれてというタイトルからはわからない不気味さを強調している。誰かが死ななきゃわからないの?と主人公が言ったものか、だれかが客観的に発言したものかはわからないが、踊りつかれてというタイトルからは、疲れた誰かが死んでしまったのではないかと想像させる。不気味かつ誰かが死ぬことを暗示させるコピーとなっている。

帯から勝手に内容を”妄想”

帯のコピー「誰かが死ななきゃ分かんないの?」からは、これから起こる誰かの死を予測させ、タイトル「踊りつかれて」からは誰かが死んでしまったという過去を表しているように感じる。「誰かが死ななきゃ分かんないの?」と感じるニュースは多くあるが、すぐに想像できるのはストーカーかいじめである。さてタイトルの「踊る」とはどういうことか、ストーカー被害であれば、交際相手が悪魔に変わり逃げ続けるイメージである。いじめは、いじめっこにいじられていくがそれがエスカレートし、いじめられた側が思い悩んでいき逃げ道がなくなるイメージだ。踊るは、いじめのいじられ状態をいうのではないだろうか?いじめっこに踊らされて、それに疲れていく…。タイトルからいじめられた登場人物は死んでしまうのだろう。ということはこの本の主は残されたいじめっこたちのその後を描いているのではない妥当か。いじめられた登場人物は死んでしまっている場合、世間はニュースで知り、事が大きくなっていることだろう。いじめっこたちはその世間とどうやりとりするのかといった話ではないかと想像し、本を開いてみる。

この本を読んでみようと思ったあなたに、30秒でわかるあらすじ

不倫報道をきっかけに、SNSで苛烈な誹謗中傷を受けた人気お笑い芸人・天童ショージが自ら命を絶ちました。
その直後、ネット上に突如として現れた【宣戦布告】。そこには、彼を追い詰めた「匿名加害者」83人の詳細な個人情報が晒されていました。
犯人は、かつて週刊誌のデタラメに人生を狂わされた伝説の歌姫・奥田美月を知る音楽プロデューサー。
「正義」の名の下に石を投げ続ける群衆と、それを利用するメディア。言葉が異次元の暴力となったこの時代に、私たちは何を「正しさ」と呼ぶのか。現代社会の闇を射抜く、魂の社会派ミステリー。

■書籍情報

出版社: 文藝春秋

書名:踊りつかれて

帯のキャッチコピー:「誰かが死ななきゃ分かんないの?」

著者: 塩田 武士

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