
🖋 この帯のここが凄い!
この帯の凄さは、「共感」ではなく「共謀」を呼びかけている点にあります。
「みんなで仲良くしよう」という明るいメッセージではなく、「生き延びるために、手を組む」という、生きるか死ぬかの瀬戸際にいる者たちの切実な契約。この一文があることで、読者は「自分はこの『手』を取る側の人間なのか、それとも、彼らを追い詰めている側の人間なのか?」という突き放したような問いかけを投げかけられます。
📖 30秒でわかるあらすじ
「自分が想像できる『多様性』だけを肯定して、安心していないか?」。不登校の息子を持つ検事、世間との繋がりを断とうとする販売員、特殊な性癖を隠して生きる大学生……。交わらないはずの人生が、ある事件をきっかけに交錯する。私たちが無意識に信じている「普通」や「正しさ」という暴力的な基準を、根底から問い直す衝撃の群像劇です。

■書籍情報
出版社:新潮社
書名: 正欲
著者: 朝井 リョウ


