「生き延びるために、手を組みませんか。」

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帯のキャッチコピー:「生き延びるために、手を組みませんか。」

購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!

帯との出会い

生き延びるために手を組まなければいけない状況を思いつくようになったのは、社会人以降だろう。特に高校生までは、決められたチームや輪の中で嫌なことに耐えながら過ごしていたことのほうが多い。社会人になってからは、仕事上自分のマイナスを埋めてくれる人と組むとスムーズにことが進むことのほうが多い。例えば、0を1にするのが得意な人間と1を100にするのが得な人間が組めば、サービスの立ち上げからその後の運用まで網羅できるだろう。今回の帯は、”いてはいけない人間”と記載がある。単純なプラス面ではなく、完全にマイナス要素しかない人間のことだと推測する。マイナスとマイナスの人間が手を組んだ時にどうなるのか、この本を手にとってみる。

帯の佇まい

表紙とは異なる色である白を背景に黒い文字で書かれたコピーとなっている。実際に目立たせたいのは緑で記載された”受賞”の文字だろう。そこから目をそらすと「生き延びるために、手を組みませんか。」というコピーが浮かび上がってくる。受賞した本で、少しくらいメッセージを持たせることでゾクゾク感を感じることができる。

帯から勝手に内容を”妄想”

”いてはいけない人間”とはどんな人間か、想像するに犯罪予備軍か犯罪者を指すのではないか。ただし、題名は「正欲」と記載がある。正しい欲求なのだが、その人たちは犯罪予備軍に近いものだろう。人間全員が持っている欲求なのだが、それが極まったりすると確かに浮く存在になるかもしれない。例えば、一つのことを調べ上げる欲求があるとする。それが研究など良いものに使われればよいが、悪い結果を生み出すものを探求する場合はどうだろうか?そんな欲求を持ちつつも、犯罪は起こさず世の中で過ごしていくのはとても難しいことだろう。そこで手を組むのではないだろうか?数学でも習うマイナスとマイナスを掛け算したらプラスになるあの法則を利用し、この世では生きにくい人間が手に取りあうことで少しの光を浴びて過ごしていく物語ではないかと想像し、本を開いてみる。

この本を読んでみようと思ったあなたに、30秒でわかるあらすじ

「自分が想像できる『多様性』だけを肯定して、安心していないか?」。不登校の息子を持つ検事、世間との繋がりを断とうとする販売員、特殊な性癖を隠して生きる大学生……。交わらないはずの人生が、ある事件をきっかけに交錯する。私たちが無意識に信じている「普通」や「正しさ」という暴力的な基準を、根底から問い直す衝撃の群像劇です。

■書籍情報

出版社:新潮社

書名: 正欲

帯のキャッチコピー:「生き延びるために、手を組みませんか。」

著者: 朝井 リョウ

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