「あぁ、読まなければよかった!これだから本は嫌いなのに!」

🖋 この帯のここが凄い!

この作品の主人公・深冬(みふゆ)は、日本一の蔵書を誇る家系に生まれながら、実は大の「本嫌い」。その彼女が、街を飲み込む「本の呪い」に巻き込まれていく……という物語の導入を、この帯は見事に象徴しています。

「読まなければよかった」という後悔は、物語の毒に当てられた読者の悲鳴であり、同時に「この本に出会ってしまったら、もう元の自分には戻れない」という最高級の賛辞でもあります。本を憎み、本に愛された主人公の複雑な感情をたった二行で表現した、まさに「本の街」を舞台にした物語にふさわしい、魔法のような帯です。

📖 30秒でわかるあらすじ

舞台は、街の半分を巨大な書庫が占める「読倉町(よみくらちょう)」。本嫌いの少女・深冬は、ある日、街を飲み込む「本の呪い」による怪現象に遭遇する。彼女は呪いを解くため、物語の世界へと飛び込むことになるが…

■書籍情報

出版社: KADOKAWA

書名: この本を盗む者は

著者: 深緑 野分

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