↓ 【特集】朝井リョウに「帯」で出会う ↓

「夫は死んだ。死んでいる。私が殺したのだ。」

Amazonカスタマーレビュー:4.2

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📖 30秒でわかるあらすじ

「幼稚園バスが来る前に、死体をなんとかしなくちゃ」。
夫からのDVに耐えかね、突発的に夫を殺害してしまった主婦・量子(りょうこ)。途方に暮れる彼女の前に現れたのは、大学時代の後輩・桂凍朗(かつら・こごろう)でした。「問題が起きていますよね?」。彼は驚くことなく、死体の処理を手伝い始めます。しかし、物語は単なる隠蔽工作では終わりません。「ジャバウォック」と呼ばれる謎の存在、そして奇妙な二人組の登場。現実と非現実が交差する、伊坂ワールド全開の長編ミステリー。

🖋 この帯のここが凄い!

この帯の凄さは、「死んだ(過去形)」と言った直後に、「死んでいる(現在進行形)」と言い直すことで、主人公の動揺と、目の前にある冷酷な現実をリアルに伝えている点にあります。

ただの事実報告ではありません。 「夫は死んだ(やった、終わった)」という安堵と、「死んでいる(動かない、どうしよう)」という恐怖。 その二つの感情が入り混じった、殺害直後の荒い息遣いまで聞こえてくるようです。

このあまりにもシリアスな一行目に対し、タイトルは『さよならジャバウォック』という少しふざけた響き。この「温度差」こそが、読者を不思議な迷宮へと誘う入り口になっています。

■書籍情報

出版社: 双葉社

書名: さよならジャバウォック

著者: 伊坂 幸太郎

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