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帯のキャッチコピー:「なんか、怖い話ないか?」
30秒でわかるあらすじ
外科医、検事、作曲家、そして音楽プロデューサーの塚崎多聞。
多忙を極める4人の中年男たちが、わざわざ時間を作り、全国各地の古き良き喫茶店をハシゴします。彼らの目的はただ一つ、「怪談を披露し合うこと」。
京都、横浜、神保町、神戸、大阪―。
珈琲の香りと名店の佇まいの中で語られるのは、どれも「実話」を彷彿とさせる、説明のつかない奇妙な体験ばかり。
ノスタルジックな風景の中に、じわじわと異界が染み出していく。恩田陸流の「奇妙な味」が詰まった、大人のための連作短編集です。
この帯のここが凄い!
この帯の凄さは、ホラーのハードルを「世間話」のレベルまで下げつつ、その実、逃げ場のない「日常の怪異」へと読者を誘い込む点にあります。
「なんか、怖い話ないか?」 この言葉は、物語の中の男たちが口にするセリフであると同時に、刺激を求めている私たち読者の心の声でもあります。この一言があることで、読者はいつの間にか「4人の男たちが座る喫茶店のテーブル」に、5人目のメンバーとして相席させられてしまうのです。
恐怖を大仰に煽るのではなく、深煎りの珈琲を嗜むような平熱のトーンで語りかける。その「軽さ」こそが、かえって日常のすぐ裏側に潜む闇を際立たせる、恩田陸さんらしい確信犯的な名コピーです。

■書籍情報
出版社: 幻冬舎
書名:珈琲怪談
帯のキャッチコピー:「なんか、怖い話ないか?」
著者: 恩田陸

