
Amazonカスタマーレビュー:
Amazonでチェック!
📖 30秒でわかるあらすじ
SNSでの過剰な承認欲求、効率ばかりを求める仕事術、歪んだ正義感……。現代社会のどこにでも転がっている「日常」が、ほんの少しのボタンの掛け違いで「異界」へと変貌する。朝井リョウが放つ、毒気たっぷりの5つの短編。一見、自分とは無関係な「変な人たち」の話だと思って読み進める読者は、最後の一行で、自分自身がその物語の主人公であったことに気づかされる。まさに「世にも奇妙な」読書体験です。
🖋 この帯のここが凄い!
この帯の凄さは、読者と物語の間にあった「安全な境界線」を、たった一言で消し去った点にあります。
通常、この手の短編集は「世の中には変わった人がいるものだ」と客観的に楽しむものです。しかし、この帯は「これは、『あなた』の物語。」と断言することで、読者が無意識に隠している自意識や狡猾さを、無理やり白日の下にさらけ出します。
「君(主人公)」と「あなた(読者)」を地続きにしてしまうこの言葉は、読み終えたあとに自分の日常を振り返り、ゾッとするような後味を残すための、最高に意地悪で完璧な伏線になっています。

■書籍情報
出版社: 講談社
書名: 世にも奇妙な君物語
著者: 朝井 リョウ


