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帯のキャッチコピー:「報われない努力なんてない!」
購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!
帯との出会い
帯のキャッチコピー「報われない努力なんてない!」を見て、自己啓発本なのか?と思い足を止めた。表紙には、未来を変える過去からの使者と記載がある。なにかの宗教系の自己啓発本なのか?と思ったが、作者を調べると塾の創設者だそうだ。逆に気になり始めた。塾の創設者が、過去からの使者という宗教的な内容で自己啓発をする小説…一体どんな内容なのか気になり手にとってみる。
帯の佇まい
本の表紙はタイトルの「運転者」から夜の高速道路のような絵で、帯はその表紙を邪魔しないよう帯にも表紙と同じ絵が描かれており、そこに半透明の白を載せることで帯のキャッチコピーの視認性を上げている。ただ、だれもが思う、なぜキャッチコピーが紫なのか。とにかく見えにくい。何のために半透明の白にしたのか。私はいままで、表紙を邪魔しない帯が良いと考えていた。今回の帯は表紙の絵が描かれており、邪魔しないように感じた。結果、小説ではない別ジャンルの本に感じてしまうのだ。自己啓発本やなにかのレクチャー本のような…。とにかく表紙を邪魔しない工夫が小説ではない別のものとなってしまっている。
帯から勝手に内容を”妄想”
さあ、帯の補足部分では乗客が落ち込んでいるとタクシーが表れたようだ。そしてキャッチコピーの「報われない努力なんてない!」を合わせると、短編の可能性がある。さまざまな悩みを抱えた人のところに急に現れるタクシー。タクシーの運転手が、お客と会話の中でモチベーションを上げてくれるのではないだろうか。このままなら普通の小説だろうが、表紙にスピリチュアルなひと言「未来を変える過去からの使者」と書いている。タクシーの運転手は心理学者の要素を持っており、乗客の過去の話を引き出し、その人の性格等を決める根幹を探し、それを思い出させていまの解決方法、もしくはケセラセラ的な説得を試みるのではないだろうか。と妄想を広げてはみたものの、どちらかというとこの本を手に取った理由である、塾の創設者がスピリチュアル自己啓発本をどのように描いているのか気になり本を開いてみる。
この本を読んでみようと思ったあなたに、30秒でわかるあらすじ
仕事も家庭もうまくいかず、絶望の淵にいた修一の前に現れた一台のタクシー。その運転手は、乗客の「運」を転換させる不思議な存在だった。彼が語るのは、「運はいいか悪いかではなく、〈貯める〉か〈使う〉かである」という驚くべき真実。不運に見える出来事さえも、実は運を貯めるチャンスだった。読んだその日から、景色が違って見えるようになる「自己啓発」と「物語」が見事に融合した一冊です。

■書籍情報
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
書名: 運転者
帯のキャッチコピー:「報われない努力なんてない!」
著者: 喜多川 泰

