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帯のキャッチコピー:「俺たちは誰なんだ」
購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!
帯との出会い
帯のキャッチコピー「俺たちは誰なんだ」をみて、記憶を失い系か?と思ったが、補足の救急医の武田の元に搬送された自分と瓜二つの溺死体と書いてある。双子生き別れ系かSFのクローン系のどちらかの話だろう。表紙タイトルは「禁忌の子」となっている。禁忌ということは、双子の生き別れではなく、クローンの可能性が高い。なぜ医者が主人公なのかも考えると面白そうだ。この本を手にとってみることにした。
帯の佇まい
本の表紙は、実写の人の手や足の画像となってあり不気味さがある。帯でもっとも目立つのは、本屋大賞ノミネートであるが、キャッチコピーは「俺たちは誰なんだ」である。キャッチコピーは色的にも目の同線としては4番になるのかもしれない。まずは赤文字「本屋大賞ノミネート」、続いてフォントが大きく黒い文字の表紙タイトル、続いて帯の黒文字「各種メディアで話題沸騰」、最後に白い文字の「俺たちは誰なんだ」である。本の内容より、今使える権威性で押しているようだ。
帯から勝手に内容を”妄想”
購入時の予想であるクローン系の話から離れられない。帯の内容からは、双子生き別れ系も想像できたが、どうしてもタイトルの”禁忌”がクローンを表していると考えてしまう。難しいのはここからで、なぜクローンが存在するのか、そしてクローンは二人だけなのか。さきに二人だけかの結論としては、三人以上いると考える。ヒントは帯の”俺たち”である。主人公と溺死体の二人だけであれば”お前はだれなんだ”でよいのではないだろうか?あえて”俺たち”と書いていることから三人以上のクローンがこの本の中で登場すると考える。救急医をしている武田の勤務する病院でクローンの製造は行われている。人手不足となった未来では人を救うために医療関係者についてはクローンが国の秘匿の中で実施されたのではないだろうか。特に外科医などの技術が必要な医療行為については必要そうだ。そんな内容を想像して本をそっと開いてみる。
この本を読んでみようと思ったあなたに、30秒でわかるあらすじ
救急医・武田の元に搬送されてきたのは、自分と瓜二つの顔をした身元不明の溺死体だった。身体的な特徴までもが一致する「彼」は何者なのか。武田は旧友の医師・城崎とともに、自身の出生の秘密へと繋がる調査を開始する。しかし、鍵を握る人物たちは次々と密室で命を落としていき——。生殖医療の光と影、そして命の尊厳を問う、鮎川哲也賞受賞の本格医療ミステリー。

■書籍情報
出版社: 東京創元社
書名: 禁忌の子
帯のキャッチコピー:「俺たちは誰なんだ」
著者: 山口 未桜

