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帯のキャッチコピー:「ただのミステリではない。あなたは絶対に騙される。」
購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!
帯との出会い
帯のキャッチコピー「ただのミステリではない。あなたは絶対に騙される。」をみただけでは、ほかのミステリーとの差別化はあまりできていないと思ったが、このキャッチコピーと本のタイトルおよび表紙の絵を見て興味をそそられた。ただのミステリではないと言う点は、タイトルの大学生が主人公であること、また表紙の絵から就活中を指しているのではないかと思う。就活といえば得意な人からすれば嘘の付き合いだと思う。全員がそんなすごい経験をしているはずがないが、どこからか経験を引っ張り出して戦う。ただミステリとどう繋げるのかが気になるのでこの本を手に取ってみる。
帯の佇まい
表紙はグレーを背景に、タイトルは赤、そして就活の証明写真がいくつか並んでいるような絵になっており、少し暗いイメージがある。対して帯については緑を背景に黄色い文字でキャッチコピーが書かれている。帯の方に先に目がいく作りになっている。ただ帯のキャッチコピーで言うと、ミステリはそうであってほしい「読者を騙す」ことへの言及のみで、正直そそられない。しかし、目を本のタイトルと表紙の絵に向けた瞬間そのキャッチコピーに興味をそそられるようになっている。嘘つきな大学生たちがどのように読者も騙すのか、帯の流れから手に取ってしまうだろう。
帯から勝手に内容を”妄想”
まずは帯の読者が騙されるといった挑戦的なキャッチコピー。そして登場人物がタイトルから大学生であると言うこと、最後に表紙の絵から就活っぽいと言うこと。これらから就活面接中に発生するミステリーではないかと想像する。問題は最初にミステリーとしておかしいことを発生させるのが面接官なのか、受けている学生なのかである。面接官であれば想像はしやすい、通常ではありえないような質問や課題を与え、それを達成させるため就活の面接で1を100に脚色した話をさらに脚色しながらその質問などを達成していく。ただ、気がかりなのは、帯のあなたは騙されると言う点。これもよくあるのは学生側に面接官がいた、もしくは面接官を育成するための機関で面接官側が面接されていたといった具合だろう。結論としては、面接官が通常ではありえない質問や課題を出し、学生達が苦労(嘘)をつきながら答えていくが、実は面接官を面接する研修であり、学生の中で本当のことだけを答えているスーパー大学生を見抜かなければならないと言う話ではないかと想像し、この本を開いてみる。
30秒でわかるあらすじ
IT企業「スピラリンクス」の最終選考に残った六人の大学生。当初は「全員で内定を得る」ために協力し合っていた彼らだったが、直前に選考方法が「一人だけを選ぶ」形に変更される。密室の中で暴かれる、六人の「裏の顔」。誰が嘘をついているのか? 誰が犯人なのか? 就活ミステリーの枠を超え、人間の本質を突きつける二転三転の物語。

■書籍情報
出版社: KADOKAWA
書名: 六人の嘘つきな大学生
帯のキャッチコピー:「ただのミステリではない。あなたは絶対に騙される。」
著者: 浅倉 秋成

