「カツカレーに泣け。」

「池井戸 潤 シャイロックの子供たち 帯の画像」
Amazonカスタマーレビュー:

\ Amazonでチェック /

帯のキャッチコピー:「カツカレーに泣け。」

購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!

帯との出会い

カツカレーに泣けとはどういう意味か足を止めた。しかも最近よく見る表紙をほとんど隠すタイプの帯である。作者が池井戸潤氏であれば、会社と戦うような物語なのだろうか?でもカツカレーの一般的なイメージは、試験や試合に勝つために食べるイメージがある。願掛けを想定した、これからを想像させる食べ物を食べる段階で泣きそうになる状況とは何か、内容が気になり本を手に取ってみる。

帯の佇まい

本来の表紙は木と道が描かれた絵画のようなイメージであるが、それを完全に隠して黄色の帯にしている。また特徴的なのは天秤ではないだろうか。木と道の穏やかな風景絵画から天秤一つに変わっている。もしかしたら、内容と表紙に元々かなりのギャップがあった可能性があり、それを変えようとしたのではないだろうか。かなり危険が迫っているイメージを黄色から印象を受け、さらにカツカレに泣けという命令口調からもさらに急いでいるイメージを受けた。危険が迫り時間がない中で起こる物語を欲している人向けの帯となっている。

帯から勝手に内容を”妄想”

まずはタイトルからヒントをもらおう。シャイロックとは何か。シャイロックとはシェイクスピアの戯曲に出てくるユダヤ人の強欲な金貸しの名前だ。池井戸潤氏の作品であればナニワ金融道のようなものではなく、すぐに銀行のことだと推測できる。その子供たちとは部下のことでないだろうか。強欲な金貸しがトップに君臨していれば、トップダウンで降りてくる目標も強欲に違いないその部下たちはその目標に向かって強欲に育っていく人もいるだろう。しかし、天秤の絵がさすとおり、善悪に揺らぐものもいるのではないだろうか。俗に言う「銀行は晴れの日に傘を貸して、雨の日に取り上げる」これを体現した物語で、部下たちの苦悩を描く物語と想像して、さらにカツカレーはどれだけ話のキーになるのか期待しながらこの本をそっと開いてみる。

30秒でわかるあらすじ

東京第一銀行・長原支店で起きた、現金100万円の紛失事件。疑われる同僚、姿を消す銀行員……。華やかな銀行の裏側でうごめく、出世競争、ノルマの重圧、そして逃れられない組織の闇。事件の真相を追う中で浮き彫りになるのは、不格好ながらも懸命に生きる「普通の人々」の姿でした。池井戸潤さんが「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的作」と語る、傑作群像ミステリー。

■書籍情報

出版社: 文藝春秋

書名: シャイロックの子供たち

帯のキャッチコピー:「カツカレーに泣け。」

著者: 池井戸 潤

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!