「圧倒的な恋愛小説」

「辻村深月 傲慢と善良 帯の画像」
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帯のキャッチコピー:「圧倒的な恋愛小説」

購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!

帯との出会い

帯のキャッチコピー「圧倒的な恋愛小説」を見て、恋愛が圧倒的とはどういう意味かわからず足を止めた。純愛のこと?偏愛のようなもの?もう少し細かい文字まで見てみると「婚約者が忽然と姿を消した…居場所を探す」とある。結婚に近づいたときに、婚約者が消えたことが”圧倒的”な恋愛にどうつながるのか。よくあるパターンは、消えたほうにある秘密がポイントだろう。韓国ドラマであれば、残された側の親族と消えた本人に子供のころからのかかわりがあるのだが…圧倒的を知るためにこの本を手に取ってみる。

帯の佇まい

表紙は写真のような本となっており、文字は白だ。帯はその文字の色である白を背景としており、表紙よりも先に目が行く。黄色で縦書きに「夜の中を彼女は走り続けている」もフォントとしては大きな文字だが、初めは背景として脳がとらえる。その白背景と黄色い文字から女性に読んでほしい本ではないかと考える。さらにダメ押しの「圧倒的な恋愛小説」で女性読者は手にとってしまうのではないだろうか。

帯から勝手に内容を”妄想”

帯の中に書かれた「婚約者が忽然と姿を消した…居場所を探す」から、結婚前にいなくなったことがわかる。ここで忽然と消えたと書いてあるのに対し、黄色い文字で書かれたのは「走り続けている」ここに矛盾を感じる。忽然と消えたのであれば、隠れていればいいのではないだろうか?しかし走り続けなければいけない状況とはなにか。ここで、本のタイトルの傲慢と善良について妄想する。傲慢とは、態度がでかく自己中心的なイメージがある。たいして善良とはなにか、傲慢の反対は謙虚だとすると、傲慢と善良は対比で並べられたのではなく、並列に並んでいるのだ。一人の人に対し両方を指しているのだと考えよう。それが忽然と消えたが、隠れずに走り続けている人間であれば、2面性がうかがえる。婚約にたどり着くまで善良を装っていたが、本当は傲慢な人間であった…本来ここも対比のほうが良いが、善良の反対である悪質まではいかないのだろう。嫌な人という意味で傲慢な人、そんな事実を人は受け入れられるのか。本をそっと開いてみる。

この本を読んでみようと思ったあなたに、30秒でわかるあらすじ

婚約者の坂庭真実が、ある日突然失踪した。彼女の行方を追う西澤架は、彼女の過去を探る中で、現代の結婚市場に潜む「傲慢」と「善良」の正体に直面する。善良に生きてきたはずの人間が、なぜ選別し、選別される苦しみに陥るのか。マッチングアプリや婚活という現代的な題材を通じ、人間の聖域と汚濁を容赦なく描き出す、恋愛ミステリーの到達点です。

■書籍情報

出版社: 朝日新聞出版

書名: 傲慢と善良

帯のキャッチコピー:「圧倒的な恋愛小説」

著者: 辻村 深月

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