「愛したはずの夫は、まったくの別人でした──」

「平野 啓一郎 ある男 帯の画像」
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帯のキャッチコピー:「愛したはずの夫は、まったくの別人でした──」

購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!

帯との出会い

帯のキャッチコピー「愛したはずの夫は、まったくの別人でした──」をみて、あれっ?映画でこんな内容のなかったっけ?と思い、足を止めた。たぶん広末涼子が出ていたような…と調べたところ、東野圭吾作品で「秘密」で妻側が誰だかわからない内容のものであった。改めて、今回は男性側が誰だかわからないらしい。勝手な想像でどうしてもミステリーかサスペンスになるのではないかと考えてしまう。なりすまし関連でいうと漫画20世紀少年も忍者ハットリくんのお面をしていたのがフクベエというのも面白かったよなぁと思い出に浸りつつ、別人になぜなりすまして生きなければならなかったのか背景を楽しみにしつつ、本を手に取ってみる。

帯の佇まい

本の表紙が、白の背景に金色文字でタイトルが描かれているシンプルなものになっている。対して帯は赤い背景に白い文字で書かれており、まず目がそちらに向く。一瞬映画のタイトルも「愛したはずの夫は、まったくの別人でした──」なのか?と勘違いするくらいである。タイトルにあまり目がいかないかもしれないが、キャチコピーとして強烈であり、本の内容も端的に表現しているのだと感じる。

帯から勝手に内容を”妄想”

「愛したはずの夫は、まったくの別人でした──」から妄想をしてみる。まず自分を当事者にしてみる。愛した人が別人だったとして、名前や家柄などを愛したのだろうか。その人の雰囲気や顔、話し方などがその人を形作っておりそれは別人だったとしても変わらないものだと考える。で、あれば別人だったと知ったあともそのまま変わらない生活を続けるであろう。さらに妄想を膨らませると、女性のほうが男性の浮気等に気づきやすといわれている。ぽろぽろ見せる別人の片鱗を気づかぬふりをして見過ごしていくのはどうだろう。ただ、その場合の問題点は最後である。どのように締めるのがのが面白いだろうか。あらゆる片鱗から、読者に男性がどういう人間か想像に想像を膨らませさせて、最後に絶対にそうだ!という証拠がポロっと見せた時、男性が女性のもとから去ってしまった、その人は一体なにものだったのだろうか…という物語もおもしろいかもしれないと考え本をそっと開いてみる。

この本を読んでみようと思ったあなたに、30秒でわかるあらすじ

弁護士の城戸は、かつての依頼者・里枝から「亡くなった夫・大祐の身元を調査してほしい」という奇妙な相談を受ける。大祐が不慮の事故で亡くなった後、疎遠だった彼の兄が遺影を見て放ったのは「これ、大祐じゃない」という言葉だった。愛したはずの夫は何者だったのか。なぜ彼は他人になりすまして生きたのか。城戸が真相を追う中で見つけた、人間の「存在」の真実とは…

■書籍情報

出版社: 文藝春秋

書名: ある男

帯のキャッチコピー:「愛したはずの夫は、まったくの別人でした──」

著者: 平野 啓一郎

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