「人類は滅びなければならない!」

「劉 慈欣 三体 帯の画像」
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帯のキャッチコピー:「人類は滅びなければならない!」

購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!

帯との出会い

ピンクの帯に緊迫した状況で発せられた断定的なメッセージ「人類は滅びなければならない!」は、先にピンクのイメージが入り込んでくる。ピンクといえば”やわらかい”ような”やさしい”ような女性らしいイメージがある。そこに飛び込んでくる強いメッセージとのギャップ。このような強いメッセージの時、悪がメッセージを発している場合が多いが、ピンク背景からもしかしたら善の人が発しているのではなかろうか。例えば、人類がいる限り環境が汚染され住めなくなってしまうので人類は地球では滅びなくてはならない。ただし、地球ではない環境では生きていけるかもしれないので宇宙に飛び出していくといったよくあるパターン。ただ、世界で2900万部は王道パターンではないのであろう。どんなものかと手に取ってみる。

帯の佇まい

ピンク色の背景に、断定的なメッセージを黒い文字で表現するのは珍しい。さらに2900万部という権威性よりこのメッセージに目が行くようにできているということは、物語の根幹でありながら本の内容を一発で表現できるものなのだろう。ただ背景を暗い色にしなかったため、前向きなメッセージであることも想像できる。マイナスの言葉「滅びなければならない」をプラスの言葉として表現した色使いがよい。

帯から勝手に内容を”妄想”

2900万部という圧倒的権威性から、「人に読んでみて!」と言いたくなる内容なのだろう。ただ帯の想像から揺るがないものがある。それは「人類は滅びなければならない!」という言葉は、悪(敵)ではなく主人公もしくは主人公に近い人物の思想や発言でこの物語の目的や目標になっているということだ。さて、人類が滅びたら物語は終わってしまうので、人類以外が生き残るために取るべき選択と考えるが、人類以外のものがたりにしていく要素が帯にはない。さらに表紙からSFっぽい雰囲気も感じる。では、人類と”新”人類との闘いというのはどうだろう。「”新”人類が生き残るために現在の人類を滅ぼす」もしくは「”旧”人類が生き残るために”新”人類を滅ぼす」。例えば、”新”人類はAIを利用した争いのない世界であったが、争いの好きで環境を破壊する”旧”人類の行動により世界が危なくなったため、戦いが始める!のような。勝手に大スペクタルSFを想像してこの本を開いてみる。

この本を読んでみようと思ったあなたに、30秒でわかるあらすじ

中国の文化大革命時代、ひとりの女性科学者が宇宙に向けて放った「返信」。それが、過酷な環境に置かれた異星文明・三体人を呼び寄せることになる。数十年後、地球には「人類に絶望し、異星文明による救済(=滅亡)を望む」人々が現れ始めていた。人類の自浄作用を信じられない者たちが放つ、あまりにも純粋で危険な叫び。

■書籍情報

出版社: 早川書房

書名: 三体

帯のキャッチコピー:「人類は滅びなければならない!」

著者: 劉 慈欣

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