「大山正紀が殺された。犯人は大山正紀。」

「下村 敦史 同姓同名 帯の画像」
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帯のキャッチコピー:「大山正紀が殺された。犯人は大山正紀。」

購入前…この帯の”ここ”に惹かれる!

帯との出会い

同姓同名関連の本などのエンターテイメントはたくさんあるだろうが、なぜが同じ名前が並んでいる帯をみて、映画のマルコヴィッチの穴の広告で、マルコヴィッチの顔がたくさん並んでいるのを思い出した。今回の名前は帯から「大山正紀」と言うらしい。しかも、状況としては大山正紀が大山正紀を殺めた疑いがかかっているようだ。単純な殺人であれば、実行した方を逮捕するだけなのだが、こういった事件で混乱するのはマスメディアではないだろうか。SNSでも面白がられそうだ。その周りの混乱を描く本なのか、私の直感で感じたマルコヴィッチの穴のように誰かが誰かになりすましているのか。内容が気になり本を手に取ってみる。

帯の佇まい

表紙の色は白を背景に人が歩いているような絵になっており、タイトルはオレンジ色で描かれている。帯もそれを邪魔することはなく、白を背景に1番みてほしい字はオレンジで描かれている。このことから、この本を本屋で見ると、タイトル「同姓同名」を確認し、そのまま「大山正紀が殺された。犯人は大山正紀。」を読むことになる。通常の本であれば、オーソドックスすぎて何かを変えたくなるが、この組み合わせで、犯人も犠牲者も、そして引き込まれる要素「同姓同名」も全てわかる。その上でどう読者を楽しませてくれるのかと考えさせられるのだろう。

帯から勝手に内容を”妄想”

さて、内容を想像していこう。犯人、被害者、楽しいポイント(トリック?)「同姓同名」であることからここは起承転結の起でその周りで発生する物語ではないかとまず考えた。それが周りの混乱だ、マスコミ・SNS・犯人や被害者の身内は大いに混乱するだろう。どっちがどうなのか、性別や年齢まで同じであった場合どのように報道するのか、表現するのではないか。ただ、私の直感で「マルコヴィッチの穴」のイメージをなぜか感じた。起の部分の周りで起こることを描いているのではなく、誰かが誰かになりすまし完全犯罪を起こす話かもしれない。よくあるパターンでは、被害者になりすまし、その被害者の人生を生きる話だ。もしくは本当にマルコヴィッチのように少しファンタジー要素があるのかどちらに転ぶのか気になり、この本をそっと開いてみる。

30秒でわかるあらすじ

惨殺された幼女。逮捕された犯人の名は「大山正紀」。その瞬間、日本中に実在する同姓同名の「大山正紀」たちの人生は一変した。SNSでの晒し、謂れのない非難、奪われる日常。事件から数年後、名誉挽回のために集まった彼らの中に、新たな「殺意」が紛れ込む。被害者も、加害者も、全員が大山正紀。名前という牢獄に閉じ込められた男たちの、驚愕の結末とは…

■書籍情報

出版社: 幻冬舎

書名: 同姓同名

帯のキャッチコピー:「大山正紀が殺された。犯人は大山正紀。」

著者:下村 敦史

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