
🖋 この帯のここが凄い!
この帯の凄さは、「談合」という難しそうなテーマを、語彙力を削ぎ落とした「ヤバい」という言葉で翻訳した点にあります。
「業界の構造的欠陥」や「背任行為」といった小難しい言葉を使わず、「とにかくヤバい状況なんだ」と伝えることで、同じように仕事やプライベートで板挟みになっている若い世代の共感を一気に勝ち取りました。 「会社」と「彼女」という、20代〜30代の男性にとっての二大関心事を同時に並べることで、物語のスケール感を身近な「人生の危機」へと凝縮させている名コピーです。
📖 30秒でわかるあらすじ
中堅ゼネコンの若手社員・富島平太は、現場から「業務部」への異動を命じられる。そこは、「談合」の調整役を担う部署だった。会社を救うための「必要悪」なのか、それともただの「犯罪」か。業界の闇に呑み込まれそうになる平太を、さらに追い詰めるのは、銀行員の恋人とのすれ違い。仕事、正義、そして愛。すべてを失いかねない極限状態で、彼は何を選択するのか…

■書籍情報
出版社:講談社
書名: 鉄の骨
著者: 池井戸 潤


