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📖 30秒でわかるあらすじ
彼の仕事の日は、いつも雨。
死神の「千葉」は、7日間対象の人間を観察し、その死を「可(予定通り死なせる)」か「見送り(生かす)」か判定する調査員です。人間の死にはこれっぽっちも興味がない彼の最大の関心事は、CDショップの試聴機で「ミュージック」を聴くこと。
クレーマーに悩むOL、ヤクザの若造、吹雪の山荘に集められた人々……。淡々と仕事をこなすちょっとズレた死神と、不器用に生きる人間たちの悲喜こもごもを描いた、6つの連作短編集。
🖋 この帯のここが凄い!
この帯の凄さは、「死神」という恐ろしい存在と、「音楽を聴く」という人間らしい趣味のギャップで、一瞬にしてキャラクターの魅力を確立してしまった点にあります。
大きな鎌を持ったおどろおどろしい怪物ではなく、ヘッドホンをしてCDショップに入り浸る、ちょっとズレた男。人間の命はどうでもいいけれど、人間が生み出した「音楽」だけはこよなく愛している。
「判定する」という冷酷さと、「音楽を聴く」という温かさ。この絶妙なアンバランスさこそが、伊坂ワールドならではの「軽妙なのにどこか切ない」読後感を約束してくれる、秀逸な名コピーです。

■書籍情報
出版社: 文藝春秋
書名: 死神の精度
著者: 伊坂 幸太郎


